
改めてこの写真を見ると、スゴイなあ。と思う。
日の丸、祝長寿 の旗の前に、グランドピアノ。
なかなか お目にかかれない舞台である。
こんなおめでたい場所で、演奏させていただけるなんて、
なんという幸せ者かと思う。
このステージには、会場(小学校の体育館)の後方から歌いながら
入場し、歩きながら前方に進み、階段で上がって壇上へ。階段は数段。
ずっとお客様に見られている。
しばらくこの高いところから、演奏を続けていた。
途中で、クイズメドレーを行い、客席で答えを聴くために
ステージの下に降りて、お客様のところにマイクを持っていった。
このフラットな状態で、皆様のお顔を見ながら、話していると
とても落ち着いた。こちらも安心感があったし、お客様の表情も
柔らかくなった。距離が縮まるのは、とてもいい。一体感が生まれる。
一方、ステージは、大勢の方に見ていただくには適している。
演奏するにも、ステージは気持ちよい。全力で演奏しても
大げさにはならない。やりすぎるぐらいでちょうどいい。
全力でリズムをとり、弾き、歌うせいで、鍵盤に汗が落ちる。
それぐらいステージでは、パワーを使う。
気が付けば1時間。休憩なしでお客様もよく付き合ってくださって
終わるころには、客席に笑顔がいっぱい増えていた。
「高いところから失礼します」の敬老の日コンサート。
昭和20年生まれの人生の先輩方へ、感謝と敬意をお伝えし、
そして、どうぞこれからも元気にお過ごしください。
と私なりのメッセージを贈らせていただいた。
80歳ってとても若い。今回のお客様を見てそう思った。
まだまだ元気!いろいろ楽しんでいただきたい。
それぞれの人生に寄り添えたかどうかわからないけれど、
一曲でも、一言でも記憶に残していただけていたら、うれしい。
楽しかったな、まだまだ元気にがんばろうかな、と。
祝 長寿。この昭和スタイルの敬老会、いつまで続くか
わからないが、形はともかく、演奏でお祝いできるならば
どこでも、いつでもまいります!
たとえ、自分自身が80歳になっても?!



