イタリア マンマの花

町の花屋さんでこの花に出会う季節になった。
あの鮮やかな色と小さな花の集合体。ひと目見れば、
元気が出てくる。
同じ黄色でも、ひまわりとはひと味違う、なんとも
いえない優しい花。ふわふわ・・している感じ。
花言葉や友情とか、優しさとか、優美だとか・・。
まさにその言葉にピッタリだと納得する。

「ミモザ」という花は、15年以上前にイタリアで知った。
この花が町にあふれていた時期、まさにこの3月に現地で
みつけた記憶は、今も鮮明だ。
なんだろう、この愛らしい小さな黄色い花は・・・。
たわわに、今にもこぼれそうに咲いた花は、見る
人の目を寄せ付ける。
じっと見ていたくなる不思議な花。

この花は毎年、3月8日の国際女性デーのシンボルフラワー
として世界で知られるようになった。
欧米では、この日に、女性にこの花を贈る習慣があるそうだ。
イタリアでいえば、マンマに感謝と愛を込めて、ミモザを
贈るのが古くからの習わしだと聞いた。

この花を見るたびに、今もローマやナポリの街角の
花屋さんを思い出す。
そういえば、岡山に住む、まさにこの花のイメージにぴったりの
友が(妹のような存在である)、この名のサロンを開設したのも
もう2年になろうか・・・。

ミモザは女性の活躍の証し。
今年もこの花を楽しませていただける。うれしいことだ。
大輪の花もいいけれど、この小ささにこそ、共感する。

やさしい花、しなやかな花、そして小さな灯りを思わせる花。
自分もこの花のように、誰かを静かに見守り、照らせる存在に
なりたいと、思う。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク