愛妻家からの依頼。

会社員時代にお世話になってきた方に、コンサートの
依頼を受け、会場見学に伺う。
案内されたのは、100年の歴史をもつ京の町家。
古アートも楽しめ、地元作家たちの展覧会も開催され、
心おちつく交流の場。
今回のコンサートは、依頼をいただいた方の奥様の
命日に行う。同窓会と名付けておられる。
今年は5年目の同窓会。日付を確認すると、父の命日
に近い。しかも同じ年に・・・。
法要をやってから、コンサートをしたいとの依頼。
これは、新しい出前コンサートのスタイルになる。

私が20代のときから、お世話になってきた方の
頼みとあれば。
わがCDを聴いてくださり、涙あふれ、そこから
うまれたアイデアだそう。
奥様との時間を想い出されたののかもしれない。

その奥様ご本人にはお会いしたことはないけれど、
その方を今も大切に思い続けておられることに
心動かされる。

相手をずっと覚えていれば、忘れなければ
その人はずっとそばにいる。生きている。
という言葉を以前、教えてくれた人がいたが、
まさに今回のコンサートの主催者は、
ずっと今も奥様を大切に思い続けている。
こんな愛妻家が世の中にいるのだ。

どんな展開になるかは、これから
考えるとして、私が感じている
その方の「奥様への愛」を何等かの形で
表現できたらと思う。

自分が亡きあとのことは、
誰もわからないはず。
でも、ずっと忘れずにいてくれたら
うれしいだろう。

愛とは、ずっと思い続けること。
打合せをしながら、
主人の優しさが沁みてきた。

こんな夫婦のかたちもあるのだ。

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