調和の美を目指す、ばんそう者に。

社会で生きていく際には、それぞれ役割を担った人が
協力しながら、同じ目的意識をもち、ともに進んでいけると
とても良い社会になっていけるのだが、人ひとりひとりは
違う人格であり、価値観や考え方も全く異なるため、
ともに歩み続けることは簡単ではない。
また人の上に立つ人の姿勢、言動、行動で部下の人達の
意識や行動は変わる。
もし、何か問題があったとしても、あの人もがんばっているから
自分もがんばろう!という気持ちになれたらいいけれど、
そうならないこともある。
がんばってもらえると思っていたのに、突然、退職したい・・と
言ってくる人もある。
その人にとっては考え抜いて、決断しての行動であるが、
その前に相談してもらえていたら、愚痴のひとつでもこぼして
いてくれたら・・違う結果になることもある。

話しやすい、相談しやすい、相談してみたいと思ってもらえる
人であることがリーダーの要件かもしれないといろんな場面に
接して、強く思う今日この頃。

人間関係が昔より希薄になってきており、人は組織内よりも
情報含め、外に解決のヒントを求め、知らない間に自分の次の
選択をしていることも増えているのかもしれない。

組織をまとめていくことの難しさを実感する。
寄り添う、支える。
これは言葉だけでは、成し遂げられない。
そして、ひとり一人に寄り添うことは難しいかもしれないが、
その人の立場に立ち、深い洞察力でもって、その人の心まで
読み、先に言葉をかける、どうしたらこっちを向いてくれるか
考えて先に行動する。

リーダーにはそんなことも求められる。

自分は誰に寄り添い、誰を支えているか、支えるか。
求めてくれる人に対して、肩書は関係なく、その人の
立場に立って、あるべき姿を描きつつ、時には励まし、
時には導き、伴走し続ける。

経営者に対しても、リーダーに対しても、
まだ走り始めたばかりの若い人たちに対しても・・・。
ご縁があって、求めてくれる人とともにしっかり伴走したい。

音楽には伴奏。仕事には伴奏。
以前、声楽家のピアノ伴奏をした時に、
「マーコの伴奏は歌いやすいわあ」
と褒められたことがある。
相手が歌いやすい、仕事しやすい、生きやすい・・・
そうなるためのサポートをするのが、良い伴奏(走)者。
一緒に作り上げる。そこには協力というハーモニーが生まれる。
その美しさが感動になる。
仕事の場面も同じこと。

ありがとうの言葉が生まれる、ばんそう者でありたい。
ここにはやはり、コミュニケーションの力が欠かせない。

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