意外なコラボで新たな発見。


防災セミナーとふれあいコンサート。
一見、どんな組み合わせ?と思われるかもしれないが
暑いなか、多くのお客様に集まっていただき、
無事開催、盛況のなか終えることができた。

前半のセミナーでは、今にわかに浸透しはじめている
「ローリングストック」を啓発するために、
建築家であり防災士でもある長屋榮一さんのご講演。
南海トラフに対して「正しく恐れる」ことの大切さ、
そして日常からはじめる防災としてのローリングスト
ックの重要性、具体的な手法などについてお話し
された。そんななかでご紹介された缶入りのパン。
非常食としてしまい込んでおくのではなく、日常
でも食し、備える習慣を。というご提案のなか
パンの試食も提供された。
その講演のあと、今度は私の担当であるコンサート
がはじまる。
防災の話を聴いたあとのコンサート?どうする?
ひらめいたのが「ローリングストック」をテーマに
したイントロ。即興でメロディーを歌い、手拍子を
しながら、会場に入る。
そう、「今日はローリングストックを覚えて帰って
いただくのが狙い」と思い、講演とコンサートを
このテーマ(ワード)でつなぎ結び、演奏に入った。

防災に関して「水」、そして「ふるさと」をテーマに
お馴染みの曲の演奏とそれにまつわるトークをしながら
東日本大震災後につくったオリジナル曲「かもめりぃ」
なども演奏しながら、防災セミナーにも自然とリンク
するプログラムでまとめた。
初のコラボ企画であったが、なんだか自然なまとまり感
と手ごたえを感じた。

さて、今回コラボ企画での収穫は、オリジナルの災害食
という発想。
なんと、このイベントに参加された方に、私の写真入りのオリジナル
缶入りパンが提供された。
昨日、現物をいただき、何とも不思議な感覚でもあるが、
これはいい!ちょっと楽しい「いざ!食」かもと思った。
今、ちょうど私自身もローリングストックを啓発すべく
さまざまな取り組みをされている方、企業の応援をしている
せいか、さらにその可能性と広がりを感じた。

また、防災という一見おかたい世界が、コンサートとの
コラボにより、親しみをもって伝えることができる可能性も
実感できた、
そして、地元で活躍されている防災士さんとの出会い。
新潟だけでなく、岐阜でもその出会いをいただき、こちらも
大変、光栄なこと。
意外なコラボは、意外な相乗効果をもたらし、新たな展開を
導き出す。
新たな発想、挑戦はやはり楽しいものだ。

これからもこのコラボを各地で続けていきたい。
それにしても、自分の顔入りパン。
両親にも見せながら、「こんなの作ってもらったよ」と報告。
写真から声は返ってこないが、喜んでいるはず。
さっそく自宅にも飾って、ひとりで盛り上がった。
♪ローリングストック ローリングストック 
   今日からはじめよう♪

貴重な機会、経験をさせていただけたことに
主催者様に心から感謝を込めて。

※この缶入りパンはJAぎふ様のご協力で
こちらで作っていただきました。

Bread Wonder Factory まもるんパン | 自然素材の手作りパン缶
https://www.mamorunpan.com/


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