長く、強い糸。

おかげさまで仕事を一緒にやってくださる仲間がいる。
20代、30代、40代、50代・・・。それぞれの時代に
出会って以来、今なお、そのご縁が切れずにお仕事
できる人たちがいてくださることは、本当にうれしい。

心の観覧車をつくる、という生き方は、人とのつながり
なしにはなしえない。
新たな出会いももちろんうれしいけれど、気が付けば
何十年も関係が途切れず、続いている方とのご縁は、
本当にありがたい。

京都のデザイナーさん。
会社員時代からのおつきあい。
まだ20代の頃だったか。
起業されて間もない頃、女性だけのデザインの会社。
ということで、当時は本当に珍しかったのではないか。
自分にとって新鮮な出会いであり、初対面の時のことを
今もくっきり覚えている。

そこから京都に関わる仕事をいくつかご一緒させていただいた。
平安建都1200年、祇園祭、もちろん企業のお仕事も。
彼女の伸びやかで、パッションとパワーを感じるデザインが
好きだった。
デザインはその人を現すということを、若いときから
勉強させていただいた、そのひとりだ。

その後、東京に移ってからはしばらくお仕事をご一緒
する機会が減ったけれど、なんやかんやと、
京都といえば・・・ということで、今もずっと関わり
をいただいている。

クリエイターという言葉にピッタリな、
感性豊かで、のびやかな表現力と、センス。

デザインという仕事を30年以上続けてこられている
豊かな経験が、自立した生き方につながっている。と
横から見ながら、いつも尊敬の念がこみ上げる。

同時代を生きてきたからこそ、
心から共感できることは多く、
人生や仕事の価値観も理解し合える貴重な関係。

以前、お母さまとアウシュビッツに行かれた話を
聞いたときは、その好奇心と行動力に
やっぱりクリティブだ!と刺激をもらった
ことも、懐かしい。
「戦争はあかんね」と、こんな話題も真剣に
できるのも嬉しい。
京都で出会えたクリエイター。

仕事がある限りは、元気にがんばろう!
これが合言葉。
長くて強い糸。

大切に繋ぎ続けたい。

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