「今回が一番良かった!」と言われなければ

たとえばライブで話したこと、演奏したこと。やっている本人はあれこれ考えて準備して、反応みてやっているから、前がどうだったとかは覚えていて当たり前であるが、お客様はよほどのことでないと覚えていない。
またお客様によって見ている、聴いているポイントが違うため、こちらが思っているように相手が受け留めてくれているかは別の話だ。
それでも、それぞれに感じ、気に入り、いい気持ちになってお帰りになり、さらにリピーターになっていただけることが大切だ。
すでにはじまっているこのライブツアー2会場目を無事終えたが、帰り際にお客様にかけていただく言葉がなんとも興味深い。
「今日が確か6回目だと思うんだけど(すごいリピーターだ)、今日が一番良かった!」と言われる方、また違う方にも「今年はよかったわ~~」と言われる。じゃ、前は良くなかった?と思ってはいけない。そのお客様、去年も同じように「今日は良かったわ~」と満足げにおっしゃっていたから・・。だから、毎回毎回「今回が良かった」と言ってもらえたらいいのだ。これが「いやー、前の方がよかったわ~」
と言われたら困る。もっともそんなことを言ってくださるお客様も貴重ではあるが。
とにかく、やる方も参加いただける方にも「今回はベスト」というのが理想だ。
良し、次も「今回が一番いい!」と思っていただけるようにがんばろう。

カテゴリー: Essay (Word) | 「今回が一番良かった!」と言われなければ はコメントを受け付けていません

どんなときも、まず「心ありき」で

人間の仕事をコンピュータが担うことがあたりまえになりつつある今日。いずれ介護という人に直接接する仕事もロボットに、ペットもロボットに、家族もロボットに???技術革新の成果物としてそのようなことはもちろん実現可能なことだ。テクノロジーは人々のくらしを便利で見た目豊かにする。それが当たり前になっている今日、その存在の意味、理由をあまり考えなくなっているのではないかと危惧することも多い。
ある著名なIT系の経営者がコンピュータと人間の違いは、心をもっているかどうか?という点だと話していた。
実は人間と向かい合う場合、人間が生きていく上で一番大切なのは、この「心の問題だ」最近 I o T という言葉も普及してきたが、ものレベルでの豊かさ利便性はますます加速するだろう。しかし I o M (Ming)あるいは I o H(Heart)ということは
永久に難しいと思う。もちろん感動創造のツールとしては活用できるだろうが、人なしでそれ自体は作れないという点ではコンピュータにはその創造は難しいと思う。
話を戻す。どんなときにも速さ、目先の利便性に追われることなく、まず、心ありきでしっかり物事に、人に向かいたい。
生きているということは心豊かに生きることでなければ、人間らしいと言えない。ロボットらしい人間が増えていくのはあまりに不幸と思う。絶対にどんなときも心ありきで。技術の前に心ありきだ。

カテゴリー: Essay (Word) | どんなときも、まず「心ありき」で はコメントを受け付けていません

乙女心を忘れずに。

講座を受講いただいた新潟の企業さん、胎内市というところで代々まんじゅう屋を営んでおられ、なんと200年以上も単品商売でがんばってこられていることだけでも感嘆する。
そのお店は「乙」という場所にあるから、商品も「乙まんにゅう」。あまり「乙」という文字の意味など考えたことがなかったが、今回いろいろ広報のネタを模索するにあたり、乙とは「乙女」の乙。そう、もともとは純粋とかピュアとかそういった誇り高き美しき意味。だから乙女なのだ。
今回、ライブでは「乙女のワルツ」なる懐かしの曲も初カバー演奏してみたが、なるほど「乙女心」とはこういうものであった。と歌詞を味わいつつ、乙女心をふりかえる。
いくつになってもキレイな気持ちでいること、そうありたいと願うこと。内側から美しくありたいと思うこと。それはとても大切なことだ。饅頭屋の若様との出会いで、これまた勉強になった。いくつになって、乙女!であり続けることができる。その精神(心)を忘れずに。

カテゴリー: Essay (Word) | 乙女心を忘れずに。 はコメントを受け付けていません

10月8日開催された新宿ライブのレポート公開

さる10月8日新宿ミノトール2で開催しました、愛の元気人ライブツアー新宿会場のレポートを
公式サイトにアップしました。
多数のご参加、多くの応援に心より感謝申し上げます。
愛の元気人新宿レポート

カテゴリー: Info | 10月8日開催された新宿ライブのレポート公開 はコメントを受け付けていません

「いのちが燃えている」

初めてお会いした中国人の方、ライブでは最前列の席にお座りいただき、同行した仲間に同時通訳をしながら、私の演奏をしっかり聴いてくださり、ところどころ泣きながら聴いていてくださった。
彼女は最後に「あなたの音楽は命が燃えているようでした」と言ってくれた。この表現は、もしかしたら日本人だったらしない表現なのかもしれない。またもしかしたら彼女が母国語でそれを言ってくれたら少し違うニュアンスなのかもしれないが、私にとっては最高の賞賛のように響いた。確かに創られた世界でもなく、歌うという役割だけでもなく、ライブをやる以上はとおもって準備し、そこに立つには小さくとも覚悟があるし、おいでいただいた方一人一人にメッセージを伝えたいとの思いは、確かにある。
そのことがダイレクトに、そしてまっすぐに相手に響くことはとてもうれしく、ましてはお会いしたことがない、話したことがないお客様にそのことが伝わっていることはこの上ないはげみになる。
演奏から生き方が伝われば、本望だといつも思っている。そう私には超越技巧も、美貌も、商才もないけれど、全身で伝えたいことがある、そのことを彼女は素晴らしい言葉で表現してくれたのだ。いのちを燃やす・・・まさにピアフの曲と同じだ。
反応あっての行動の意味。だから、ライブ活動は、やめられない。

カテゴリー: Essay (Word) | 「いのちが燃えている」 はコメントを受け付けていません

軽快の裏にあるもの

おかげさまで岐阜・東京ライブが無事終了。とくに東京ライブは、本格的なライブハウスでの開催ということもあり、
しっかり音楽を聴いていただくには、音響・空間的に申し分ない環境だ。
今回は「あなたに捧げる1,2,3で愛のうた」がテーマであるので、とにかく「ワルツ」を意識した構成になっている。
CDをお聴きいただいた方からもワルツ曲について、「最初はそう思っていなかったのに、聴きはじめるともっと聴いていたいと思う感じがありました」という声をいただき、ワルツとは連続性があり、止まらない、終わらないことへの期待がある形式なのかもと思ったりもした。
そして、アルバムを聴いた方、ライブにおいでいただいた方から「1,2,3と軽快なリズムでありながら、今尾さんの伝えたいメッセージがしっかり伝わってきました」「軽快の裏にある、今尾さんの孤独と強さを感じました」などの声もいただき、ワルツのもつ自由快活さと、孤独と悲哀を改めて実感した。意識しなくても表現したことで、その意味がちゃんと伝わっていたようだ。
そう、笑いながら心で泣いていることもある。深い悩みに包まれていても、へらへらしていることもある。泣きながら走ることもある。
ワルツとは美しく軽快であるけれども、たまらなく悲しく深いのだ。
そう、それをショパンのワルツで若い日に少し学んだ。ショパンは何曲ワルツを書いたかしらないけれど、ワルツに潜む魅力、魔力、をよく理解されていたのだと思う。軽快かつ孤独に生きる。やっぱり「」1,2,3で愛のうた」・・はちょっと甘酸っぱい。

カテゴリー: Essay (Word) | 軽快の裏にあるもの はコメントを受け付けていません

おもてなしのスモールワールド

_MG_7522
いつでも、どこででも、少しでも「気持ちが伝わったらいいな」と思ってはいる。今回の新宿ライブも前回と違う趣向でといろいろ模索、まずは開演前と、休憩時間に映像を流し、新潟の豊かな大自然と四季とピアノのハーモニーをお楽しみいただき、その後ライブに入った。
さらに、できれば先日リリースしたサードアルバムデザインと同じコンセプトで、フレームに入れた愛の形を見せたく、いろんな形のフレームに自分が撮った写真を入れ、お客様のテーブルにセットしたい・・・と準備したが、会場に行ってみると、やはりテーブルサービスの状況など考えるとそれは難しそう・・。ということで、急きょステージ脇にテーブルをセットし、そこにミニミニフォトギャラリーをつくってみた。ハロウィン的な雰囲気も織り交ぜインスタントにつくったスモールワールド。さて、何人の方がそこまで気づいてくださったかはわからないが、演奏した各曲にまつわる写真たちでもあるので、きっとその空間を盛り上げていてくれたに違いない。
いつも何か試みる。試行錯誤の連続ではあるけれど、こうしてみると悪くない。こんな小さなことでも、お客様に気持ちが届いていたら、うれしい。

カテゴリー: Essay (Word) | おもてなしのスモールワールド はコメントを受け付けていません

天国の友が呼んだ客人は、海を越えて

いろんなライブを経験してきたが、おそらく今回の東京でのライブは生涯忘れることができない経験のひとつになるだろう。
今回、まったく面識のない中国の方のライブ申し込みがあり、不思議に思っていた。
そして当日、楽屋で着替えているとその中国からのお客様があいさつをしたいとのこと。テーブルへ出かけていくと、
なんとまあ、昨年春亡くなった台湾人ANNEのご主人CHENさんとその友人たち。「HEY,IMAO SAN」と笑顔で握手。
へ?上海から(現在は上海在住〕ここで来たのですか?そう、このライブが今日あると、そしてあの曲を歌うだろうから、内緒で行こう・・という作戦になったようで、さすが中華系の友人ネットワークはすごい。
彼は本当にこのライブのためだけに、通訳係の友人を連れて来日してくれた。なんともサプライズな再会。本番前の緊張は一気にさらに高まった。彼は一生懸命、私の演奏を聴き、またトークのときは、友人が一生懸命に同時通訳をしてくれた。
そしてライブ後半、彼のワイフ、私の親友ANNEに向けて創った曲「ANNEソロジー(アンソロジー)」を歌う。
彼はこの1曲のためだけに来たのだ。彼の手元には、私が前回渡したこの曲の歌詞にアルファベットで読み方を書いた大きなシート。彼はそれを見ながら聴き、一緒に歌うのだ。
そう曲がはじまるとき、CHENさんの友は「彼女がここにきたよ」と言った。ANNEが降りてきたという意味だろう。泣いたらいかん。普通に歌う。そう心に決めて力強く、優しい気持ちを込めて歌い上げた。よく上海からわざわざここまで来てくれたね。ありがとう、ありがとう。そんな気持ちをもちながら、とにかく無事に歌い上げようとつとめた。会場からは泣き声が漏れた。
そして曲が終わってCHENさんと抱き合った。ありがとう、ありがとう。あなたも私の親友だからね。
「ANNEソロジー」は、サードアルバムでも大変人気の高い一曲だ。おそらく実在のモデルがいるというリアルさがあるのだろう。
この曲は海を渡る。彼はきっといつもいつも聴く。そして覚えることだろう。今度会うときは、私に歌って聞かせてくれることだろう。
ほんとうに、サプライズなことだこと。台湾の仲間たちはときに、本当に人を驚かせる。大好きだ。歌うほどにANNEを思い出す。彼女は私の才能をいつも認めてくれていた。だからきっと彼女がその歌を聴きたくて、旦那を新宿に向かわせたのだ・・と思う。
_MG_7767

カテゴリー: Essay (Word) | 天国の友が呼んだ客人は、海を越えて はコメントを受け付けていません

おかげさまで東京ライブ、盛況にて終了いたしました

10月よりスタートしました、愛の元気人ライブツアー、新宿会場分が昼・夜とも盛況にて、無事終了いたしました。
今回は中国からのこのために訪日されたというお客様が・・というサプライズもあり、愛の元気人もちょっと?国際的?
な感じになってきた??ことを実感するステージとなりました。
多くのご来場、応援に心より感謝申し上げます。近日レポートを公式サイトにアップいたしますので、しばらくお待ちください。
またエピソードなどは、ブログにても公開しますので、引き続きごらんください。(いつそのネタが登場するかは?出てのお楽しみです)
次は11月27日新潟モノリスでのディナーショーです。引き続きのご支援どうぞよろしくお願いいたします。
_MG_7609

カテゴリー: Info | おかげさまで東京ライブ、盛況にて終了いたしました はコメントを受け付けていません

「悔いのない」ってどういうことか。

生きている限り、本当に人間は生身で、たえず変化しながら、時計を先に進めるようにだけ生きるようになっているため、ふと過去を振り返ると「ああ、こうしておけばよかった」と思うことが多くなる。
それもひとつの生き方かもしれないが、私の場合はあとで戻らぬ時間のことを後悔することだけは避けたい。と最近思うようになった。
若いときはあんまりそう考えてこなかったのかもしれないが、最近はできる限り、ひとつひとつ解決してから前へ行かないとどうも気持ちがよくない。
だから、ひとつでも「ああしておけばよかった」と後から思うことをなくすように生きていきたいのだ。
たとえば、人とちょっとコミュニケーションがうまくいかなかった。そんなときは、どんな理由があろうとも、自分だけに非があるのでなくても、でも自分にも少しでも非があったならば、先に謝ったり、自分の気持ちをきちんと伝えておく。伝えないまま、うやむやで別れてしまうのは良くないことだ。
または自分ではやってみたい。と思うのにやらないまま、人生を終わることもしたくない。やりたいことをする。というのが悔いのない生き方だ。
実は悔いのない生き方は疲れるし、パワーもたくさん必要だ。でもその分、達成感も大きく、気持ちがいい。
そう、悔いのない生き方とは、結果的にスッキリする生き方だ。
毎日小さなことも大きなことも、「悔いないように」と注意していれば、だんだんその悔いの数も減ってくるような。
今書いていて気付いた「悔い」って心に毎だ。毎日意識しながら、自分でいい人生を創っていこう。
今回の東京ライブもおかげさまで、悔いなくできたと思う。

カテゴリー: Essay (Word) | 「悔いのない」ってどういうことか。 はコメントを受け付けていません