今、ラジオドラマについての勉強をしはじめている。
ラジオドラマ自体が、今の世の中で主流ではないと思うし、
自分自身ラジオドラマには正直馴染みがない方であるが、
その講座を担当される先生の授業が大変興味深く、
ラジオドラマ以外のコンテンツや他の仕事にも大いに役立つ内容であり、
その教え方や姿勢も参考になるところが多いため、定期的に
講義を受けてきた。
そして、気が付けば年度末で講義も一区切りの時期が近づいてきた。
この半年で一番印象に残っているのは、
ラジオとは耳で聞いて受け取る媒体。聞き手は聞きながら
想像しながら、その世界を描く。
想像しやすい、映像に浮かぶ描写が大切というところ。
言葉だけで、映像が浮かぶようにするという表現は難しい。
さらに、ドラマについて。
ドラマとは架空の物語。しかも、基本的に登場人物による
セリフ(独白も含む)と効果音によって構成される。
そう、セリフが基本だ。
セリフを意識する。いきいきしたセリフを書く。
ということについて学ぶ。
いきいきしたセリフとは
情感と情報をいい塩梅で(3対1)混ぜるのが良く、
情報ばかりのセリフでは全く響かないという点を
学ぶ。かといって情感だけでは物語は進んでいかない。
なるほど。
この「セリフを意識する「」ということは、
日常生活やビジネスシーンにもそのまま役立つ。
講演でもプレゼンでも、もしかしたら日常会話でも
それがセリフだと思えば、もっと一言一言を大切にするのでは?
そして日々発する言葉をセリフとして意識すると、
人生がもっとドラマチックになるかも知れず。
ラジオドラマを学び、表現やコミュニケーションについて
改めて考えさせられている。
聴覚でのみ伝える媒体。
シンプルであるが、表現力を身につけるには最適な
教材でもある。