12月上旬というのに、日本海側では大雪、それ以外でも孤立や被害が出ており、心配である。新潟で食品加工をされている会社のブランドに「吉雪」というものがある。豪雪地帯の小千谷。雪との共存をしてきた地域。雪のおかげで冬は外に出られない、危険、大変。でも、その雪も春になれば溶けて、その雪解け水から美味しい作物、お酒ができる。雪は人にとって吉なるものだ。とその名づけ親が熱く語っておられたことを、この季節になると思い出す。ディナーショーでは雪は恰好の演出ツールであり、見ている分には美しい。しかし移動するには危険で大変で、日常のペースが狂う。でも、やっぱり雪景色は美しい。
美しいけれど大変、大変だけど美しい。雪はあらゆる存在の二面性を表している。
雪も雨も同じ。詩的にもなり、脅威にもなり。うまく付き合って、それを楽しめるのが
一番いい。いずれにせよ、被害は少ない方がいい。そのためのビジネスも日進月歩、いろいろさかんだ。雪国から学ぶことはとても多い。
美しいけれど大変、大変だけど美しい。
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