ぜったい雪が降らない、でも冬の雰囲気が楽しめる時期でやろう。と心に決めて、知り合いの気象予報士にも事前ヒアリングをしたうえで、この週ならまず、大丈夫だろう・・ということで12月5日に設定した新潟でのディナーショー。前の週までは少しづつ寒くなってきたかな~ぐらいな冬感覚であったが、この週からは新潟の天気予報は雪だるまのマーク。「勘弁してよ~。新潟といっても新潟市のことじゃないよね。」とぶつぶつ言い続けていたが、
当日、新潟市に初雪が降り、ディナーショーが終わるまでに新潟市中の道は真っ白、そして一晩経ったら大雪警報、街は銀世界だ。
今回「マーサさんは雪女ですね」と、何人にも言われ、自分でも不思議なぐらい、こんなに雪に歓迎されているのだと思ってしまった。雪はみている分には美しく、歌にもなるほどに冬のロマンチックなシンボルだ。そういう点で雪の中のライブは素敵だ。最高の演出ツール。演奏もより情熱的になる。だから、実は雪降るライブはとても好きだ。しかし、雪の中をおいでいただいたり、お帰りいただいたり・・・雪で来られないという現実を見ると雪国の生活は本当に大変で危険だということも痛感。
帰りは衣装など重い荷物を宅急便で送ってラクラク!と思っていたが、雪の日の運送はままならぬ・・・ということで、どでかいバッグをひきずりながら移動することに。
雪国での暮らし、雪国での出会い、多くの経験。小さな想定外を学ぶには貴重な場所である。東京に戻ればこの経験は余韻となる。決してとけることはない。
「情熱の雪女」という新ネーム
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