愛妻家からのリクエストに

知人より、奥様の7回忌のご法事コンサートをご依頼いただいた。
初の試みである。
もっとも、自分の親の葬儀では、アカペラ演奏をしたこともあった。
音楽はさまざまな場を盛り上げたり、気持を表現できる貴重なコミュニ
ケーションツールであり、その経験は長く心に刻まれている。

お会いしたことのない奥様のことをいろいろお聞きしながら、
自分なりにイメージを持ちながら こんな方だったのかな、と思いを
めぐらす。
写真も見せていただいたので、イメージはより具体的になり、
なんだか知り合いのような気持にもなるから、不思議だ。

法事もあり、そこでコンサートもする。
花を飾った方がいいかな。
できたら、そのご夫妻が自分のコンサートに来てくださったような
イメージで演ったら良いのではと・・とイメージが浮かんでくる。

ということで、赤やピンクのカラフルな花のアレンジメントを
会場に贈ることにする。
白いお花、ではちょっと寂しい。
仏事に、赤か?ピンクか?

それを相手が喜んでくれるならば、それが一番。
「派手なのがいいわ。〇〇ちゃん(奥様のお名前)赤やピンク
好きだったし!ありがとう!」
と依頼者も喜んでおられる。

そう、その人が喜ばれることが一番。
お会いしたことがないだけに、想像しながら、
どうしたらその方に、ご夫妻に喜んでいただけるかなと
準備を進める。

愛妻家からのご依頼。素晴らしいことだ。
何年経っても忘れないことが大切だ。
リクエストにしっかり応えたいと思う。

今日は、父の命日となる。
この奥様と4日違いだ。
この5年をふりかえりながら、静かにこの時間をふりかえる。
父と母の旅立ちから、出張出前コンサートが生まれた。
いろんな思いがあふれ、重なってくる。

今回の法事コンサートでは、その思いも重ねて、祈りと
感謝も込めて空からの観客に届けたい。
愛妻家からのリクエストのおかげで、
ありがたい経験をさせていただける。
しっかり応えたい。
それが私の親への供養にもなるだろう。

今日は日常を過ごしながらも、ちょっと心静かに
大切な人を偲んでいたい。


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