別れは出会いと・・・。

「お別れの会」に伺った。
こういう場には参列の経験もなく、会場が近づくと少し緊張。
入口に、しばらくご無沙汰していた方の名前が書いてあると
不思議な感覚になる。
本当に、この方とのお別れの会の会場なのだ・・・と。

中に入らせていただき、その方の生前の写真を拝見しながら
在りし日のことを思い、何とも言えない気持になりながら、
献花をさせていただく。
会社の後継者の方々、ご家族の方とご挨拶をさせていただき
初めてお会いするにもかかわらず、なぜか昔からずっと
知りあいだったような そんな気持になるほどに親しく
声をかけていただき、心があたたかくなった。

写真のスライドショーを拝見しながら、お会いする前の
若き頃の写真もあって、経営者としてしか知らなかった
その人の人生が見えてきた。
家族の愛に包まれ、皆さんで力を合わせて、ともに真面目に
がんばってきたんだな。約40年、頑張りぬかれたな・・・。

心で拍手をしながら、そのスライドショーをずっと見ていた。
そして、下の写真はその会場で提供されていた自社製のお菓子。
OEMが中心であるが、知り合った頃から自社製品にも力を入れ
始めていたなかの、代表作のひとつ。
「この商品、なかなかいいでしょ?」
と嬉しそうに語ってくれた、ゴマのお菓子。一粒一粒がパンダに
似ている。
見た目もかわいく、味もとても美味。食べだしたら止まらない。
その後、自分のイベントや飲み屋さんにPRしまくっていた頃を
思い出す。まだ一般に販売されていなかった。

現在、商品名は「ゴマぱんだ」として、装いも新たに人気上昇中。
今回、久しぶりに拝見、そしていただき、「ああ、これこれ!」と感動。
あれから、ずっと頑張り続けてきたんだと思うと胸がいっぱいになった。
会場では、

ご家族の皆さんが、交互に、親しく話しかけてくださり、心からの
おもてなしをいただいた。
ご本人が元気であったら、もしかしたらご家族に会えていなかった
かも?この機会だからこそ、お会いでき、こんなに親しく話せたのか?
とても不思議な感覚になった。
ご本人がいないのに、一緒に談笑しているような気もした。
思い出話で、盛り上がる。そういう貴重なひとときだ。
涙の後は、笑い。それがいい。

亡くなる2週間前に、お孫さんも誕生したとのことで、
おじいさんになって、旅立たれたのだ。本当に親孝行の娘さん!

人生は不思議だ。別れもあるが、また新たな命が生まれ、そして
出会いもある。
「せんせい、きてくれたんすか~。」
そんな声が聞こえてきたような気もした。

お別れの会とは・・・。少し時間をおいて、その方のことを
一緒に振り返り、そして感謝をして、次のステージに向かうための
出発の時なのかもしれない。

帰り際に、思わずご家族に
「また 連絡します」と泣き笑いの顔で、頭を下げて会場を
去った。お別れの会なのに、ご縁は続く・・・。

帰り道、帰路に着くまで 何名かの方にお会いしたが、
この「ゴマぱんだ」を渡しながら、「こういう方がおられてね・・・」
と話した。内山さん、空からにこにこ笑っていたかも。

改めて、安らかにお休みください。そして、
会社の皆さんや、ご家族のことをずっとずっと見守ってください。

別れは、出会いであり、はじまり。
同い年の私は、もう少し 走るとしよう。

生前の社長のブログの存在を知り、帰り道に読んだ。
こういう人だった・・・。としみじみ・・・。

行ってよかった。

内山藤三郎商店の店長日記

https://www.touzaburou.com/?mode=pc

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク