お店で待っている時間があるのは、普段できない観察が
できるという点で、なかなか貴重である。
とくに、良いお店での待ち時間は苦にならない。
りんごのマークのストアに出向く。
デバイスから各種アクセサリーなど商品の展示・販売だけでなく、
修理や交換、そのほかサービスにも細かく対応してもらえる。
事前に予約して店に出向く。飛び込みは空いていれば
対応してくれることがあるが、その場合は待ち時間も長い
ことも多い。
今回は、使っているデバイスに異常が見られ、店に向かった。
予約時間より少し前にいっても受付をしてくれる。
まあ、皆さんIT業界の人というよりも、扱っているものは
違うけれど、スタバのスタッフたちのようなフレンドリーさに、
少し丁寧さを加えた受付。アメリカ企業のスタイリッシュ感に
日本流のおもてなしが加わったような感じ。
受付後は空いているテーブルに案内され、
しばし待つ。この間、店内を見渡す。スタッフの服装、表情、
国籍?(いろんな人が働いておられるが皆さん、日本語が素晴
らしい)、接客の様子、客層、品揃えとディスプレイ。
見ているだけでもちょっと世界旅行の気分になる。
家電のスマホ・パソコン売り場とは違う雰囲気。
そして、注目すべきは警備員さんやお掃除スタッフの方。
店内スタッフはポロシャツ対応が基本のようであるが、
警備員さんは色の違うポロシャツ+長袖Tシャツ、お掃除
の方も、これまた色の違うポロシャツ。警備員さんも
お掃除の方も颯爽と仕事をされている。なんだかカッコいい
のだ。警備員って警備服着てなくてもいいんだ。
それだけで表情も明るく、笑顔も見えたりする。
掃除の方も、きびきびと動いておられて、見ていて
気持いい。
・・・と、いろんな発見があり プチ日常の空間を
楽しむ。
しばらくすると、まず最初に症状をヒアリングするための
スタッフが登場。少しでも早く対応できるように、
待ち時間をうまく活用している。その後担当スタッフが
自分のデバイスの状態を見て対応してくれる。
この間も終始和やかな笑顔で
楽しい会話をしながら、うまく仕事を進めていく。
このお店の接客力はすごい!見てて楽しいしね。
そのスタッフに、そんな話をしたら
「そうですね。ぼくたち、どこからでも見られていると
思って仕事させてもらっていますね」との返事。
その方は、元ドラッグストアの店長さんだったそう。
さすが店長さん経験がある方にふさわしい安定感のある
接客だった。
さすが、りんごのマークの会社は人材教育もぴか一
なのだ。
商品はもちろんであるが、ストアである以上、その人を通じて、
そのブランドを好きになる。
また何かあったら、行こう!と思う。
銀座も大阪も京都も、または外国の都市ででも、
それぞれ訪問し、接客をうけたくなる。
劇場での時間を過ごしたように、軽やかな気持ちで
店を出た。
「どこからも見られている」
この緊張感が接客力向上につながっているのだ。