時には、心の避難訓練。

どんなに集中していても、想定していなかった
ことが起きると、想像していなかった一言が耳に入ると、
それまでの集中がそがれてしまう。
そんなことはないだろうか?

そして、そのことが気になってしまい、
やろうとしていたことが うまくいかない。
調子が狂ってしまう。

予め、どんなに準備していても、
いざやってみると、相手や環境により、
思わぬ展開になることがある。

お客さん、相手の一言や反応が気になって
普段どおりの調子が出ないこともある。
相手があっての仕事であるから、当たり前
といえば当たり前。
気にしながら、対応していくのが仕事。

それはそれ、これはこれ。
と何があっても、気にせず目の前のことに
集中したらよいけれど、そうもできない。

そんなこんなで、その一言が気になりながらも
何事もないかのように最後までなんとかやり終えるが、
後味はすっきりしない。
もっとうまくかわせたら良かった。という悔いが残る。

集中したいときには、何があっても気にせず、
その一点だけにすべての意識を集中させたい。

反応があると、ついそれに合わせていかねばと
思ってしまう。
コミュニケーションの仕事であるから、
合わせることは大切、寄り添いは大切。
と思いつつ、
何事にも動じず、表情も変えず、
にこにこ笑い続けながら、かわせるように。

どこまでも想定外を見越して
準備をすることが求められる。

何かしていても、そのときに地震が起きるかもしれない。
それと同様、
何があっても動じず、あわてず、冷静に。

時には、心の避難訓練も、しておかねばならない。と
反省しながら、次に向かう。

それにしても、毎日いろんなことが起きる。
生きていればこそ、生身だからこそ。
向き合う人との時間を大切にしたいからこそ、
事前準備を全方位で。

何十年やっていても、毎日が新しい。
不意に備えよう。
油断は禁物だ。

動じない自分。あわてない自分。

まだまだ修行はつづく・・・。

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