長崎の空を見上げたら、こんな世界が見えた。
吸い込まれそうだ。
新潟の空もとても大きいけれど、空の色はちょっと違う。
長崎の晴れの日は本当にきれいなスカイブルー。
天にも上る気持ちになる。
もしかしたら、天国があるのかも。と思えるほどに。
勝手な想像ではあるけれど、この地にキリスト教が普及した
理由のひとつには、この世界を包み込むような大きな空が
あったからかもしれないと思う。
歓びも悲しみも優しく包み、抱きしめてくれるかのような
そんな空。と私にはそう見える。
長崎の空に描かれる雲は、ときにアート。
空というキャンバスに誰かが、思いを描いたのではないかとも
思える。
「いい空気」という意味の名のつく「ブエノスアイレス」。
この町の空も大きくて、青くて、本当に美しかった。
長崎の空は、それに似ている。
歴史が育んだ異国情緒と永遠の空が向き合い、溶けあっている町。
ブエノスアイレス ナガサキ。
そこにいるだけで、心が浄化されるような空。
長崎は、今日も晴れだった。と言いたいが、今朝は雨が心配・・。
早くこの空が戻るように・・・。

