橋幸夫さんに続き、吉行和子さんが亡くなったとのこと・・・。
子どもの頃から馴染みのある方たちが、次々と・・・。
実際にお会いしたことがないけれど、とても寂しい気持ちになる。
昨日、ある方からいただいたメール。
「友人と食事をしていて、平成や令和ならアウトなこと
をたくさんしてきたね。昭和で良かったと話していたところ。
経営者も今は大変だと思う」
今は、とことんつるし上げられる。人を許さない時代。
メディアが変わったということも含めての表現だ。
人を信じない、悪いことばかり追求する。
まあまあ。ということが今は通じない。
その方は長年、経営に携わっておられた方。
今、自分が経営者ならば・・・と思うことが多いのだと
思う。
人と人が交わり合う、ぶつかり合う、そんな
昭和の時代は、ある意味仕事もしやすく、生きやすか
った。
これらはデジタルの普及とも関係あるだろう。
働き方の変化もあるのだろう。
コミュニケーションのありようが変わったことで
人と人の関係が変わった。
あたたかさとか、人情とか を懐かしく思ってしまう。
一方、戦争があった「昭和」であるから、その経験が
あるととらえ方は全く違うと思うが、
敗戦後、日本が這い上がっていこうと努力し、
活力にあふれた時代。勤勉にモーレツに働いた時代。
戦争の苦しみから解放され、自由に向かって
努力した時代。
結果、経済成長も遂げられた。
その時に開催された前回の万博。
昭和に生まれ、愛されたさまざまな文化、
芸能・・・。
吉行さんも橋さんも戦争を経験しながら
戦後の時代を生き抜いた人たちだ。
昭和は良かった。
素直にそう思うことが多い今日。
ひとつづつ、ひとりづつ姿を消していくのが
寂しい。
訃報に接するたびに、そんなことを改めて
思う。
後戻りはできないけれど、心に昭和の火を
ともし続け、戦後の緊張感と躍動感と・・・
忘れずに生きたい。
人生をまっとうした先輩方に心から哀悼の
祈りをささげたい。