愛あるAIとのつきあい方。

AIとは、ほどよい距離でおつきあいする。ぐらいの
関係が私には好ましく、ありがたい。
びったりそばにいてくれなくてよい。
自分でできることは自分でやるから、
AIには想像もできないことをやってやる。ぐらいの
気概は持ち続けたいと思っている。

そんななか、親しい方が病で会話がしづらい状況に
なってしまった・・とメールが届いた。
先月まではお元気で、講演もきいたし、食事も
ご一緒したのに・・・。そんなことがあるのか
と最初信じられなかった。
何かお手伝いすることはできないか?
その方はとても前向きで、リハビリも頑張って
なんとか会話ができるように、とがんばって
おられ、会話をサポートする何かいいソフトが
あったら教えてほしいとの連絡をいただく。
早速、AIに精通している仲間にも相談しながら、
テキストをその方の声に近い音声に変換する
ことができないかと日々模索。
ご本人からも以前の講演の音声データを送って
いただき、専用ソフトで再現を試みる。
そんなこんなで、なんとかその方の会話の
サポートがしたいと奮闘中。
技術に強い仲間もいることで、いろんなこと
が考えられる。大変心強い。

ご本人があまりに前向きなので、こちらも
それに応えたいと思ってしまう。
困ったときにAIが助けてくれる。これは大変
ありがたいことだ。
私も何かあったら、世話になるだろう。
人助けは自分助けである。
AIは、あの人のためにと思うところで
大いに貢献してくれる、心強い味方になることも
ある。

そんなこんなで、その方の会話が元通りに
なることを祈りつつ、愛あるAI活用で
少しでもお手伝いできたらと思っている。
来週は一緒にそのソフトの使い方の
勉強会を行う予定。
私一人だけでは無理なことを、一緒に真剣に
寄り添い、関わってくださる仲間がいることも
ありがたい。

人は話せることが、当たり前ではない。
ある日突然、会話ができなくなる。

「回復するステップを楽しみたいと思います」
と、ご本人から言われて、
どこまでも前向きなその方の生き様に
感動しながら、応援団でいられることに
感謝したい。

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