胃がん発見、手術から2年。よくそこまで元気にと思うほど、日々忙しく、楽しそうに人生を謳歌しているもんだと母親の日々の行動を見ては感心する
彼女のマイカーは手袋付きの自転車。それにまたがり、寒かろうがアツかろうが、趣味やボランティアにと飽きない生活のようだ。
長崎への旅は、あいにく、まさかの大雪で大幅な予定変更で観光地へはほとんど行けなかったが、非日常空間でコンサートを見たり、平戸に泊まったり、交通渋滞のおかげでバスを降りて博多の地下鉄などに乗れたことも楽しかった・・・といたくご満悦。ああ、これでわが人生、親孝行は存分にできたか・・これで打ち止めか・・と胸をなでおろした矢先、3月の新潟での花イベントのチラシを見せたら、今度はこれに食いついてきた。「新潟、行こうかな。」「へ?観光バスのツアーはないよ」「いや、友達と二人で」へえ?友達と二人で飛行機に乗って新潟に??すっかり旅行づいたようだ。旅の楽しみを今になって知り始めた?しかも団体旅行ではなく・・と言い始めているぞ・・。
そう言われては、ほっておけない。飛行機からホテル。しかもせっかくの春の新潟を楽しんでもらわないといけないと思い、またまたツーリストのように動き始める。
行きたいと言うならどうぞ。動けるうちに、どんどん楽しんでほしい。車いすで雪の長崎旅行を達成した車いすのご夫婦に刺激を受けたのだろう。
おばあのつれづれ旅。いい思い出をひとつ、ひとつ まだまだたくさん作ってもらいたい。
黒子にとってもいい思い出になるはず。
「おばあのつれづれ旅」の黒子も、また良し。
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