母と親しくしていただいた方。その方の旦那さまの訃報。
お元気なときは、いつも夫婦でコンサートにおいでいただき、
応援いただいた。
とくに親が旅立った後、果たして私は演奏ができるだろうか?
と、心配してくださり、コンサート再開時に顔を見せてくださり、
「ああ、これなら大丈夫」
と言っていただいた一言が今も心に深く刻まれている。
あれから5年。おかげさまで、その言葉を胸に元気に走り続ける
ことができている。
最後まで「昌子さんのコンサート行きたいと言っている」と
の言葉に、良かったら出前演奏しますよ。と声をかけたが、
そんな状態ではなかったようで、最後は苦しい日々が続いたと聞き、
間に合わなかったことが悔やまれた。
「もっと介護したかった」
「いつも一緒だったから、寂しくて何もする気がしない」
との言葉が届き、半世紀以上連れ添う夫婦の絆を思う。
どんなに仲良しの夫婦であっても、どちらかがどちらかを
見送ることになってしまう。
それがわかっているからこそ、この瞬間瞬間を大切にしなければと
思う。
少し落ち着いたら、またお声をかけようと思う。
最愛の人を送る。自分を育ててくれた親を送る悲しさとは
また違う。つれあいを失くすことは・・・。
最愛の人と少しでも長く生きられることが、
一番の幸せなのだと思う。
あのとき、言葉をかけてくださり ずっと応援してくださった
その方に、花とともに歌のブーケを送る。
「応援ありがとうございました。
もしも、両親に会ったら宜しくお願いします。と。」
送る人生、送られる人生。
年を重ねるのは、なかなか・・・試練の旅かも。
