ミゲルさんから突然メールがきた。
コロナ前、海外へよく足を運んでいた頃にブエノスアイレスで
お世話になったタクシードライバー。
彼とは2回会っている。一度目は偶然に乗った。そのとき連絡先を
聞いて、二度目はホテルまで迎えに来てもらい、どうしても行きたい
場所へ連れていってもらった。それは、その当時亡くなって間もない、
タンゴ歌手ビルへニア・ルーチェの墓地。
ブエノスアイレス市内にある広大な敷地の中を、ミゲルさんは熱心に
その目的の墓を一緒に探してくれた。
あのときの感動は今もずっと忘れることができない。
しかし、コロナもあり、親のこともあり、なかなか再びタンゴの町に
足を運ぶこともできなくなって、でもタンゴを弾けば、聴けばいつも
思い出していた。
そんななか、昨日のメール。
実は何か月か前にも、きていた。
「MASAKOさま ぜひ、ブエノスアイレスにおいでの際には、
私が空港から市内までの送迎はもちろん、市内観光もお任せください
・・・」という内容。
スペイン語で来たメールも、最近は即翻訳できてしまうので
大変便利。そう思えば、返信も言葉を気にせず送ることができる。
AIのおかげで、その点は、ずいぶんと変わった。
1~2度会っただけ、利用したお客に。はるばる国を越えて、
メッセージを送るタクシードライバー。どんな思いで?と想像する。
京都と新潟に親しくさせていただいているドライバーはいるが、海外の
ゲストにこのようなコンタクトをしているのかな?
今度、尋ねてみようと思う。
はるばるアルゼンチンから届いたメールに、心が明るくなった。
ああ、必ずまた行こう。行く!と心に決める。
ドライバーからの便りで、久しぶりにあの町の写真を探した。
ああ、名前のとおり、ブエノス(いい)アイレス(空気)。素敵な空だ。
そして、ピアソラがこの町に眠っている・・・。
必ず、行く。

