心から拍手をおくる日。

今日が長年つとめた会社の最後の出勤日。となれば、どんな気持ちで
朝を迎えるのだろう。そして、その家族は?
自分は30代半ばで、脱サラしてしまい、会社づとめを最後まで
全うしていないため、長年同じ職場で努力を続けてこられた方の
地道な生きざまには、ひたすら頭が下がるのみであるが、40年という歳月を
ひとつの組織で頑張りぬいた方にとって、今日が出勤最終日となれば、
その思いはひとしおだろう。家族がおられる場合は、
「今日までありがとう。今日1日がんばってね」
と家族が見送ってくれるのだろうか。
どんな思いで最後の通勤列車に揺られるのだろう。
そんな気持ちで、出社されるのだろう。

一方、先日この春からスタートした新入社員たちと話していたら、
最初の1か月ほどは、出勤するのに緊張していた。
今はだいぶ慣れてきたけれど、まだほどよい緊張が続いているとのこと。
最初の頃はそうだった。そして歳月を経て、緊張する場面は違えど、
何年経っても緊張はつきもの。仕事をするということは常にストレスとの
おつきあいとなる。さまざまな場面で緊張をしながら成長もする。
心身のバランスを整え、あらゆる事態に逃げずに向かい続ける。
そして気が付けば40年経ち、最終日を迎える。

今週は株主総会ウィークだそう。
それぞれの企業でさまざまな動きがあり、新たな節目を迎えることだろう。
ステージの裏では、多くのドラマがあるはず。
壇上の方にも、そこにはいないけれど、組織を支えているすべての人に、
そしてこれまで担ってきてくれた人たちに、感謝を送りたい。

バトンを渡す人へ、心から感謝を込めて拍手を送りたい。

そして、バトンを受け取る人たちには、期待を込めてエールを。

企業とは人がつくるもの。担う人が代わっても、新たな人が受け継ぎ担う。
そして、新しい何かが生まれる。
先人たちの思いと努力を忘れず、愛される企業であり続けてほしい。




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