ゼロから生み出す仕事。

クリエイティブな仕事には、いろいろある。
アウトプットの形は違っても、ゼロから形を生み出す仕事。
かなりの想像力、発想力、豊かな感性、表現力、そして
その人ならではの個性があって、作品が生み出される。

経済活動が伴う場合でも、やはり生み出されるものは
商品でもなく、「作品」である。

作ればいい。形になればいい。ではなく、
もちろんクライアントがいる仕事では、その要望を満たさねば
ならないが、形にあらわす理由、なぜそれにしたか。
が伝わってくる必要がある。
まさに作り手としての思い、である。

言われたことだけをする仕事は、作業。
創造はまさに仕事であるが、相手があっての創造はいろんな
目を持たなければならず、そこは単なるアートではない。

とにかくゼロから生み出す仕事は、日ごろからどれだけの
情報量と研ぎ澄まされた感性をもっているか、が決め手になる。
ある日、ふとひらめくにも、見えないプロセスがある。

今も同時進行でさまざまなクリエイターとかかわっているが、
切磋琢磨しながら、つくりあげる仕事を生みの苦しみとともに
楽しんでいる。
いろんな意味で、夢にまで見る仕事。

なんでもゼロから生み出す人がいて、人類は発展し、成長する。

もちろんゼロかイチかではなく。
生み出される世界の可能性は無限大である。

創造できる人間って、素晴らしい。
自分もクリエイターという名前を冠していたことを
改めて思い出し、背筋を伸ばす。

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