世界で最も貧しいと言われる、ウルグアイのムヒカ前大統領の
訃報に接し、何とも悲しい気持ちになった。
フランシスコ教皇に続き、善良なる、尊敬する人がまた一人
いなくなられるとは・・・。
お会いすることはなかったけれど、発信されているメッセージ
から、なんと素晴らしい方、お手本にしなければ!と何度も
思い、勝手に親近感を抱き、そして尊敬し続けた。
ああいう人にならなければと、ニュースを見るたびに、
思ったものだ。(すぐ忘れてしまうのだけれど・・・)
一時、日本でも「清貧」という言葉が流行ったことがあったが、
それよりずっと前から、その生き方を貫き、人々に尽くされ、
愛された真のリーダー。
まずは、自分から。その姿勢は感動的であった。
ムヒカ前大統領は、
「貧しい人とは、お金やモノをもたない人のことではなく
たくさんもっていても、満足しない人のこと」
といった内容のメッセージを残されている。
本当にそうだ。
ムヒカ前大統領は、決して貧しくない。むしろ世界一豊かな方だ。
広く、深い心。利他の心。それを大切に生きたお方だ。
一方、自分はどうだろうか?
貧しくないだろうか?
不満を言っていないだろうか?
不満を言うということは、満足していないということだ。
今一度、ムヒカ大統領の生き様を学び直し、
満足の意味を再度理解し、感謝の気持ちで生きなければ。
こういったリーダーこそ、長生きしてほしい。
心から、その存在に感謝を込めて、祈りをささげたい。
今日に感謝し、満足し、少しでも追いつけるように
努力したい。
まずは、自分から。
貧しくなっていないか?
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