自分しかいない、でも・・・。

おかげさまで、日々いろんな仕事、取組みが動いている。
どこまでをひとつの仕事と数えるかもあるが、数える必要もない
ので、とにかく目の前に来る課題をひとつひとつしっかりこなす。
と同時に、依頼を受けたことだけでなく、自分が考え、自分でやろう
と決めたことも、もちろん自分でこなす。
誰かが代わってやってくれることはない。
特に考えて、それをカタチにすること。ここは人にはお願いできない。
もちろん、仕事によってはいろんな方に助けていただいているが、
それを受けて動かすこと自体が、わが仕事であるので、絶対に
途中で、投げ出すことはできない。
ずっとこのスタイルでやってきた。
自分で責任をもって、完結させる。人のせいには絶対しない。
すべては自分。だから悔いのないようにやり切りたい。

最近、自分の代わりに生きてくれる人はいない。
ということを痛切に感じる。
特に親がいなくなってから、親がやってきてくれたことを
今は自分が全部しなければならない。
当たり前のことであるが、いかに、助けられて生きてきたか
について、感じることが多い今日この頃。

自分しかいない。
自分がやるしかない。

本当に追い詰められると、馬鹿力が湧いてくると思う。

自分しかいない。
そこが基本。
人をあてにせず、自分で悔いないようにやりきる。
これを続けていくと、生きる力もみなぎってきそうだ。

代わりに生きてくれる人はいないし、AIに頼りたくもない。
まずは、自力でまだまだいける。

と、書いていたら、先月行われたパリ祭でのコンサートの録画より
ベートーベンの第九4楽章が流れてきた。
元気が湧いてきた、明るい世界が開けてきた。
いける、いける。まだまだいける。やれるよ。
自分しかいない孤独。でも、それは、みんな同じ。
さあ、前に進もう、生きる喜びとともに。
そんな気持ちになってくる。

自分しかいない。でも、ベートーベンが背中を押してくれている。
どんなに苦しくても、もっとしんどい人がいた。
それでもがんばって生きて、後世に残る偉業を成した人がいた。
そう思えば・・・まだまだ・・・。

自分しか生きられないこの人生、
今日を生きる喜びをもって、元気に生き切ることにしよう。

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