できること、やれることで不安解消。

高齢者施設もなかなか大変だ。
医療機関と同じく、休みなく入所者の世話を続けなければならない。
この自粛期間、GWもサービスを継続されている施設には心から感謝である。
デイサービスは「密」空間にもなりやすいせいか、この期間は活動休止。
することがない、毎日を持て余す老人たちのお世話、本当に大変だ。
多くの施設では、感染予防のため、面会禁止であるが、換気をして玄関で
短時間のみ面会を許可する施設もあり、その場合は、入所者にとってもわずかな
息抜きになるのかもしれない。
私も、週に一度、雑誌などの差し入れを兼ねて、顔だけ出すようにしている。
そして、会話をしているとすぐに口喧嘩になる。これは昔からのことであるので、恒例行事のようなもの。ストレス発散をし、落ち着いて別れる。
こんなつまらないことも、今できること、やれることだ。

一方、知人のお母さまも施設に入所されているが、そこは面会禁止だそう。
ご自身も家族で自営業なので、感染したら、仕事ができなくなるので、
親に会いに行くのを我慢していると聞く。
「じゃ、お母さんに手紙でも書いてみたらどう?」
と伝えると、
とても元気な返信があった。
「そうですね!ひ孫の写真を添えて手紙を書きます。それがいいですね。
ありがとうございます」
良かった。
会えなくても伝えることができる。伝える方法はある。
距離があると、余計に愛おしくも思える。
当たり前のことを見直し、今できることを少し目線を変えてやってみる。

やれること、できることをやってみれば、相手も、自分もハッピーだ。


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