すでにAIの世界は、運転の世界にも、介護やの場面でも、日々の家事、製造や流通の現場でもお目見えして、人手不足の解消や、安心安全な世の中への対応にいろいろ貢献し始めているようである。
そして、このたびはアメリカの大学の記念行事で、ロボットが楽器演奏をしたというニュース。
すでに公的空間に設置されるピアノには、自動演奏の装置もあり、無人演奏は別に目新しくないが、あくまでもBGMとしての存在・・・。
わざわざロボットが楽器演奏するのを、お金を払って聴きに行く・・・はまさかしないだろうと思っている。
音楽には、技術と感性両者の表現が必要だ。技術的にはロボットはうまく演奏するだろう。間違えることもなく、安定したテンポで粒ぞろいの音で・・。でも、音楽は生の人間が心を込めて演奏するからこそ、感動する。ときには間違えるのも人間が演奏するからで、それもありだ。
また、人によって時によって、演奏が違って聴こえる。これが演奏にはとても必要なこと。
もし、将来、福祉施設に介護ロボットが老人の世話をし、演奏ロボットが音楽療法だ・・と演奏をしてくれたとしても、成果は???。
生身の人間が生身で演奏している姿に人は心動かされる。
もちろん音はないよりあった方がいい。
でも、自動演奏がメインの社会になることはないし、あってほしくない。
自動ドア、自動運転、自動接客、・・・・。
どこまでいくのかな。正直、この世界の発展については、
あまりうれしいと思っていないが・・・。
お世話にならないようにできる限り、末永く、自分周りのことは、自力でできるように鍛えておきたい。