自作の曲が、音大OGたちによる、亡き友に捧げる追悼コンサー
トのフィナーレで演奏された。
本番翌日、その報告をいただいた。
一足先に旅立ってしまった友への思いを込めての同級生の企画
出演によるコンサート。卒業して40年ほど経つ、ひとつの同窓
会でもある。
その発起人でもある、日ごろよりお世話になっている声楽家の
方が、今年の3月に私の演奏を聴いて、
「『歌のブーケをあなたに』・・を自分たちのコンサートで歌わ
せていただいてもいいかしら」とご相談をいただき、もちろん
歓迎。
そして楽譜を用意し、提供させていただいた。
でも、この秋の大雨で、関東在住の友の伴奏の練習が間に合わ
ないので、残念ながら今回は演奏を諦めようか・・・との話を
聞いた際に、なんとももったいない感じがした。
「伴奏はなくてもいいと思うので、せっかくなのでアカペラで
歌ったらいかがですか?それでも十分いける曲だと思います」
と提案してみた。すると、反応が変わった。
結果、今回は伴奏なしのアカペラで演奏されることになった。
本番では、世界の名曲、懐かしいレパートリーを皆さんで演奏
したあと、コンサートの最後に歌われた「歌のブーケをあなた
に」。
会場の照明を落として、スポットライトを当ててのアカペラ。
想像するだけでも、コンサートのフィナーレにふさわしい演
出。
「演奏中、出演者もお客様も泣いておられました。
わたしも最後の方は涙声になってしまいましたが、歌が上に
届いたと思います。歌わせていただき、本当にありがとう」
との報告にこちらも胸がいっぱいになった。
お役に立てて良かった。
自分の書いた曲が、知らないところで、自分以外の人が演奏
され、自分を知らない人たちがそれを聴き、感動されること
は、感無量。
「歌のブーケをあなたに」は、これからもそんな風にいろん
な人の悲しみに寄り添い続ける歌としてこれからも育ててい
きたい。
スポットライトのアカペラか・・・。
想像しただけでも、じんとくる。
素敵な友情がつくったコンサート。音楽は悲しみとともに
そして、心のなかに共に生きる。永遠に。忘れない・・・。
スポットライトを浴び、アカペラ
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