「くまさん」の愛称で知られた、篠原勝之さんのことを改めて知った。
あいにく、今年の春亡くなられたが、ああ、もっと早く知っておけば
よかったと今、改めて思っている。
最近、後になってその存在を改めて知り、悔いることも多い。
職業は「ゲージツ家」ということになっているが、芸術家ではない
ところが、くまさんらしいのだろう。
目線がどこまでいっても平な方だったのだと。そこから尊敬する。
「ゲージツ家」というのは職業ではなく、生き方のスタイルだそうだ。
生きている間、ほとんどが芸術に関わっているから、職業を越えている
まさに芸術が生きている、という感じか。
この生き様こそが、真の芸術家なのだろう。
幼少の頃の周囲に抱いた違和感という点も、共感を覚えた。
私も職業は‥と聞かれて、困ることがある。どこを指せばいいのか?
どこを切り取ればよいのか?どこまでが職業なのか?と思うからだ。
便宜上いろいろ答えてきたけれど、生きることが仕事みたいに思っている
ため、職業は?と聞かれると、実は答えが難しい。
だから、くまさんの考え方は、とても共感するのだ。
お会いして、作品を拝見し、お話しもしてみたかったお一人だ。
また、最近亡くなられた村上龍さんのことを称えていたあるジャーナリストの
メッセージの中で、心に残った言葉がある。
「作家は死んでも、作品が残る。」
そのとおり、音楽家も画家も同じ。作品を生んだ人は亡くなってもその人
のメッセージを受け取ることができる。
作品がある限り、その人の存在は永遠である。
作家も芸術家と同じだ。
最近、尊敬する人たちが、見えなくなって寂しい限りであるが
その分、学びも増えている。
なかなか生前ではわからないこともある。
皮肉なことであるけれど。
こうやって書いたあと、尊敬する政治家 福田康夫さんも・・・。
本当にいてほしい人が、どんどん・・・。
この夏最後に見たインタビューから、日本への憂い、心配と
アドバイスを思い出す。
日本が平和であり続けるために、関係づくりこそが重要。
これも大きな学びだ。
心からご冥福をお祈りする。