本番カウントダウンのどきわく感!


秋になった。
芸術の秋、スポーツの秋・・。来る連休、本来であれば、心穏やかに、そんな秋を
満喫したい・・ところ。
世間がどうであれ、私のミッションを行動するのみ。
連休初日のこの週末は、小千谷でのふれあいコンサートだ。
こんな無名な、なんちゃってアーチストのような者に声をかけていただいた。
皆さん、一生懸命準備をしてくださっている。
私自身も、このカウントダウンの時間をドキドキわくわくしながら
過ごし始める。

おいでいただける皆様のことを想像しながら、いい笑顔が生まれるようにと
選曲、トークネタをイメージする。

ぜひとも一期一会のいいステージにしよう。
終わったあとの拍手、握手、ハグ、そしていい笑顔・・・
それだけをイメージする。

ありがたい、小千谷の秋。 
主催者のみなさま、ご協力いただく皆様に心から感謝。

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寛容と貫徹のアウフヘーベンを

今、政治の世界では、急激な再編が行われている。
その様子を取り上げる報道にとっては、日々のこの変化が
とてもうれしいネタだろう。マスコミたちが嬉々としている様子が
伝わってくる。
ぜひとも、本質まで掘り下げ、国民が検討できる材料を多方面から伝えて
もらいたいものだ。
ネットを含めたその報道からしか、現状を知るすべがないが、
寛容と「アウフヘーベン」というならば、
本当に大きな視点で、行動の判断をしてもらいたいと心から思う。
自分が勝つため。つまり選挙が目的なだけの発言、行動ではなく
自らが存在するため、その仕事をまっとうするそのゴールを見据えて
取り組んでほしい。
ドイツのメルケルさんは、そのことが体得、事項できている真の
リーダーだ。彼女こそ、言葉に出しているかどうかは別としても、
寛容であり、常に歴史の中の今を生きる人間として、世界の事象を
取り込み、世界平和の希求のため、アウフヘーベン的な行動を
とってきていると思う。

要するに、聞こえの良い言葉だけではなく、
言葉とは、行動の宣言であることを心得て、口に出さないと
いけないということの教訓だ。
私自身が、学ぶべきことだ。

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「重いものは肩に背負えばいい。」

私自身、移動も多いが、その都度荷物も多い。多くなる。
最近では、宅配業の発達で、30年前に比べれば
出張や旅の負担も少なくなった・・・とはいえ、
持たない移動はない。
現在はいかに持たないか、手に負担をかけないかを
いつも考えるようになったが、
私の母親は、80歳が近くなっても、荷物を持つ。
「これは、ここに行ったら人にこれをあげるから、
次は・・・ここでこれが要るかも。そのあと
買い物するかもしれないので・・」
という具合に、常に複数のカバン、袋物を
もっている。

今回は、母にボケ防止のため、ちょっとした
内職を依頼しようと、最寄りの駅で待ち合わせする。
すると、やっぱり複数の荷物で登場する。
このあと、出かける用事で使うものがいろいろ
入っているらしい。
おまけに、彼女は私を待つ間、駅の待合室で
小さな折り鶴をつくっている。いつも時間が
あれば、せせっとつくるのだ・・。だからその
キットも持参している。
と、そんな具合に、どこでも何かできるように
しているから荷物が増えるわけだ。
まあ、人生の時間を有効活用しているといれば
聞こえがいいし、これはもしかしたら、
私に遺伝している習慣かもしれない。

さて、内職(イベントで配布するグッズの
袋詰め)の小道具を渡す。
ハガキなど、400枚ぐらいある。
「ほんとうに、重くないの~?もてるの?」
「全然。大丈夫。背負っていくし」
と背中を見ると大きなリュックを背負っている。
おお、これを背負い、袋物をいくつか
もって・・・、で、近所の駅からは
自転車で移動するの?
母はいつもそんな生活をしている。
自転車がマイカー代わりで、雨さえ降らねば
荷物も運ぶ。
「背負えば、大丈夫」
彼女はリュックにいろいろ詰め込んだ。
どうやら、体重が軽いため、背中に重いもの
をもつことで、バランスもとれるのだという。
打ち合わせを済ませ、荷物いっぱいの母を
電車まで送り、「じゃ、お願いします」
と、別れる。
二宮金次郎か、京都の大原女かと思うほど
母が荷物を背負う姿は、偉大に見える。
いや、偉大だ。
そんな力持ちの母親を、心底尊敬し、
愛すべき存在だと、背中を見ながら見送る。
いつまでも、背負えるといいね。
でも、無理をしないで・・と心のなかで
言葉をかけつつ・・。
手に持てなければ、背負えばいい。
人間には、原始の時代から、生活の知恵を
生かせることがたくさんある。

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本日「愛の元気人」9月分オンエア


愛の元気人9月放送分90回目のゲストは、ふるさと福島の泉田社長と、森のマミーの森雅子さんです。
福島から新潟へ避難され、横浜からふるさと新潟に戻られ、それぞれ起業された、情熱のお話をお聴きいただけます。

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いいことは、続ける、続く。

昨年、関係者に提案し、紹介し実現した、飲食店チェーンの店内での
障がい者アート展示。
新潟県内にある各店舗10数店舗で開催。
障がい者のみなさんが描かれた絵画や書が秋の店内を彩り、お店には
これまでにない、新たな、あたたかいコミュニケーションが生まれた。
地元では話題にもなり、メディアにも取り上げられ、盛況のうちに
終了・・。あれから1年。
企業と福祉関係者の担当者から、それぞれ報告が入った。
「おかげさまで、『モスごと美術館』、今年も開催することになりました。」
よかった、よかった。
一過性の、一発屋の企画のつもりではなかったので、継続してほしいとは
思っていたが、それが関係者みなさんの合意で成立したのだ。
ということで、この秋も、障がい者アートが店に、街にあふれる。
自分が思いついた、ひらめいたささやかなことが、人に町に少しの潤いを
与えたり、笑顔をもたらしているのであれば、これ以上、光栄なことは
ない。
無理せず、いいことは続ける、そして続く。

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久しぶりのAUFHEBEN(アウフヘーベン)

政治家とは、言葉使いのプロでなければならないが、一見新しい、
珍しい言葉を使うとインパクトもあるせいか、その言葉探しも重要な
仕事のひとつかもしれない。

最近では、個人的に、とても懐かしいと思う言葉が登場し、
今、そこで使いますか~とちょっと驚いた。
それは、「AUFHEBEN・・アウフヘーベン」という言葉。
私にしてみると、これはまさに学生時代に好んで使いたがった
哲学用語のひとつで、本当に30年ぶりにこの言葉が政治家から
出てきたので、政治家とは永遠の青春人かも?と思った次第。
このアウフヘーベンは、ドイツ語であり、上に上がる。あらゆる
対立を乗り越え、高みに向かっていくという「止揚」と訳される。
あらゆるものを排除して、自分だけ上昇していくのではなく
そこには許容、寛容というものが含まれていると解釈する。
歴史の、世界のいろんなものを吸収し、成長し続け、目指す
頂点に向かうというイメージだ。

この言葉は私の大好きな、そして尊敬するベートーベンやゲーテと
同時代(確か1770年生まれ)の哲学者、ヘーゲルが歴史哲学や
精神哲学において使っていた言葉と記憶する。
私はこの言葉が好きで、まさに1,2,3と三拍子で高みに
あがり、成長していく、上昇する・・という、そんな人生を
歩んでいきたいと若いときから思っていた。
そう、「グラン・ルー」~人生の観覧車~は、まさに止揚の
シンボルでもある。
1,2,3♪1.2.3♪と上昇していく世界観がとても好きで
この言葉を覚えた30年前から、思えば、今もそのスタンスは
変わらないが、最近、この「アウフヘーベン」という単語を
聞くことはなかったし、哲学書以外で触れる言葉でもなかった。
よっぽど、探したのだろうか、小池さん。
ま、この方が使われるなら、まあ、似合う。

誰が使おうが良いが、哲学的な重みもある言葉だ。
しっかりかみしめて、言葉を体現していただきたいと
切に願っている。

ヘーゲルが今の時代生きていたら、世界の歴史をどう見ただろうか。
ふと、そっちに興味が向いてくる。

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絞り出す苦労と、報われる瞬間と・・。

毎月、1時間のラジオ番組(FM KENTO 「愛の元気人」)を
担当し、もう8年になり、今週末9月30日18時~のオンエアで、
90回目の放送だ。
企画構成から、ゲスト選定交渉、シナリオ作成、音源選定、プレゼント調達、
素材集めなどなど・・企画に関することはすべて自分で行い、スタジオでは
パーソナリティとして語る。
番組を担当することが決まってから直後は、アナウンスの勉強にも通ったが
それをどこまで忠実に生かしてきているかは別として、それなりのカタチに
なってきていることで、不思議な力を感じる。
毎月収録が終わったかと思うと、「完パケ」チェック(編集内容の確認)
そして放送。それを待たずして次の準備。これが毎週であれば、とても一人では
できないが、1か月に1度なので、なんとかかんとか。新潟滞在時のなかで
時間調整をし、局やスタッフのみなさんにご迷惑をかけながら、なんとかかんとか
続けてこられている。
それでも、毎回企画や知恵や人脈情報などを絞りだす感じで取り組む。
パソコンに向かってシナリオを書き始めるまでが、落ち着かない。
が、収録を終え、完パケを確認すると、なかなかな感じにまとまっており
ああ、今月も無事形にすることができたと、安堵し、と同時に、絞り出す
ことの苦労もすっかり忘れていることに気づく。
スポンサーはもちろん、関わってくださっているみなさんに心から感謝だ。
ラジオというメディアですだけでなく、番組を企画することまで、
シナリオを書きながらも自由に話して・・・という貴重な経験は、新潟との
出会いのおかげだ。
ラジオという媒体に関わり、このオウンドメディアの時代のなか、発信する
ことについて、改めて学ばせてもらっている。
コミュニティFM局はかなり厳しい状況であるが、当局はとてもがんばって
いる。その健闘に私自身も応えたい。
よし、また次に向け、絞り出していくとしよう。

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 朝はニュースよりクラシックが効く。

どの国も本当にこれでいいのか?という話題が続く日々。
毎朝ニュースを見るのは、世の中の動きを大きく知るため。
世界の様子をまんべんなく知りたいため、BSニュースを
よく視聴する。世界を知りたければ世界の情報をバランスよく
入手するのが良い。
朝、ニュースを見る、新聞を読むのは、新たな知恵や情報を
自らにインプットし、元気に一日をスタートするためだと
心得ていたが、最近はトップから瞬間に不快、不信、嫌悪感にさいなまれて
しまうのを避け、さっとチャンネルを変える。
民報のニュースに変えても、ほとんどが同じで意味がない。

そんなわけで、
クラシック音楽を流す局にスィッチオンする。
または、教育チャンネルにする。

とくに前者は朝に良い。
NHKは上記では残念であるが、朝にクラシックという番組を
やってくれているという、この点では感心する。
邪悪な、低俗な考えや、思慮浅い言葉などが、すべて頭から吹き飛び、
楽器の美しい音色に耳をすませば、自らの心も浄化され、新しい
細胞が生まれてくるような気になるのだ。

あるタクシーのドライバーさんが、朝・昼・夜で車内のBGMを変えて
いる、朝はクラシックを流しているといわれたことも、改めて思い出し、
納得、共感する。

つまらない、くだらない、つくられた報道で疑問を持つよりも
言葉を越えた天上の世界で、目覚めの朝を過ごすのがいい。
朝と言えば…の過ごし方をこれから、もっと変えていこう。
幸せな1日を始められるように。

音楽は、芸術はやっぱり人間の営みのなかで、最高の価値がある。
それは、きっと個を越えた、世界に向かう発信、発動の活動だからだ。
そして、音楽は、芸術は純粋だから、時代を超え人々に愛される。

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メルケルさんを応援する若者の国

さすがドイツである。
私が世界でもっとも尊敬する、真のリーダー
メルケルさんが、勝利した。
と言っても、前回より厳しい戦いであったようではあるが
またこれからも課題は山積みとのことではあるが、
他国のこととはいえ、
ブレないこの政治家の存在を誇りに思う。

誰が何と言おうか、連帯を呼びかけ、難民を救い
世界平和、協調の視点で、EU世界をまとめてきた。
恰好ではなく、口先ではなく、真面目に、賢明なる
哲学的かつ科学的な思考でもって、自らの行動を
貫いてきた。
彼女を支持してきたのは、ドイツの若者たちだという。
自分の国のことしか考えない他国のリーダーより
世界のことを考えているわが国のリーダーを尊敬する。
メルケルさんを応援するために、24歳で立候補した
若者もいた。彼の演説は、メルケルさんに捧げられた
ものであった。
ああ、ドイツという国は、やはり優秀だ。とおもった。
同じ敗戦国でも、なんたる違い。
70余年経っても、犬のように、主人に仕えるかのごとく
しかも目立つように、姑息に動くどこかの国のそれとは
大きな違い。
このドイツの現状とわが国の状況を比べて、内側から
むくむくとなんとかせねばという気持ちが沸いてくる。
ドイツの若者のように、日本の若者も正しい道を
歩んでほしい。教育費をとってつけたように無料にする
ということに飛びつくことがないように・・・。

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どこでも会いに行きます!

私には父と呼びたい人が数名いる。
そのひとりは会社員時代の上司、Tさん。
経理部門の責任者で、私からみればお金のプロ。
独立するときも、「この人に頼んでおけば大丈夫だから」
といって、税理士さんをご紹介してくれた。
今もその事務所にお世話になっている。
お金をためること、お金儲けは身につけることが
できなかったが、まじめに生きること、真面目に
仕事をすることを教えていただいた。
独立後、19年経った今、この経理のお父ちゃんが
元気でおられるうちに・・思い、思いついたら
電話をしたり、会いに行ったりしている。
今は京都から伊東に移り住んでおられる。
奥様も亡くなって、快適な施設で生活していても
お寂しいのでは・・。
「今度、寄りますよ~。」
新潟から東京、そして名古屋への移動中に伊東に
立ち寄ることにする。
体調が気になるので、前日も電話をする。
「心待ちにしています!」
うれしそうな電話の声。

そして、伊東駅で待ち合わせし、
約1年半ぶりの再会だ。
駅前のかまぼこ屋で買い物をして
そのあと、お父ちゃんおなじみの居酒屋に向かう。
87歳というのに、酒も弱くなったといいつつ
ビールのジョッキを傾け、お料理もたっぷり
食べる。会話は日ごろの生活の話から、人生のこと、
家族のこと、そしてスポーツのこと、真剣に語るは
政治、日本のこと・・。話題が尽きず、予定していた
帰りの電車を1本ずらす。
「今日はたくさん食べられるわ。よー、食べたわ。
また寄ってな。なんなら、毎日でもええで」
施設で提供される、健康管理ばっちりのごちそうも
いいが、やっぱり下界で世間のなかでいっぱい話を
して食べる食事の方がおいしいはずだ。

「じゃ、三か月に一度ぐらい、寄るようにしますわ」
と答え、駅で握手を何度もして別れる。
何度も大笑い、くしゃくしゃの笑顔で、私の話を
「何?何?」
と、耳が遠くなっていても一生懸命聞いてくれるのも
うれしい。

今、
会いたい人、会わねばと思う人がいるならば、
会いに行くのが良い。
動ける方が動けばいい。動けるときに動けばいい。

親孝行は、ちゃんとしないと。
それは、感謝の気持ちを伝えるぐらいしかできない
のだが、それでも喜んで下さる顔を見ると、
こちらもうれしいのだ。

こんな風に、週末も移動が続く・・。
おなかも心もいっぱい。一番の幸せだ。

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