「私の仕事だから」

長年お世話になっている方との会話。
旦那さまが施設に入所されているため、
毎日欠かさず、見舞いに行かれるとのこと。
いろんなことが気になるのと、旦那さまの
お世話をするということが、ご自身の仕事
であり、毎日顔を見に行き、できることを
するというのが日課になっているとのこと。
ああ、理想の夫婦だ。
とそれを当たり前としてやっておられる姿に
感動、そして心から敬意を抱く。

そんな話の流れで、
自分が健康じゃないと、旦那さんのお世話が
できない。だから、メンテナンスも最近は
積極的に心がけている。
自分が相手を看取らないと、送らないと。
「それが私の仕事だと思っているから」
と言い切られたその言葉に強く感銘をうける。

ああ、これこそが夫婦だ。
最高のパートナーだ。
一緒に外出もできず、会話ができなくなっても
それでも雨の日も、風の日も毎日せっせと・・・。

送るのが仕事。そうだ。自分の場合もそのことを
考えておかねばならない。
考えたくないことではあるが。

それから、送られるということ。
子どもがいない人は、ここはよく考えておかねば
ならない。
子どもがいる人の人生とは、そこが大きな違い
なのかもしれない。もちろんお子さんの有無
だけではないけれど。

送ること、送られること。
そんなことは10年前は考えていなかったが、
今は違う。

考えたくないこと。後回しにしたいこと。
でも、そんなに逃げていてもいけない。

「私の仕事だから」
みんな、それぞれ生きていく上で、
仕事がある。

こんな経験を重ねながら、本当の意味での
人生の自立を考える。

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