三歳児と還暦

今となれば、貴重な血縁者。
昔は四人家族。
長男のような、長女のようなよくわからない扱いの
なかで、第一子とは何かとプレッシャーな存在と
子ども心に思い、3つ下の妹とは違う何かを感じ、
生きてきた。
しかし、妹は妹で違うプレッシャーや不自由さも
あったのかもしれない。
「おねえちゃん」がいる。というのはもしかして
目の上のたんこぶのような感じだったかもしれない
とも思っていた。

でも、姉は姉で、妹は妹で、生きて死ぬまで
ずっとその関係は変わらない。
妹はいくつになっても、小さい存在のまま、
少女時代の姉妹のまま。

今も思い出すが、妹が三歳の頃、自宅近くの
用水に流られそうになったとき、子どもながら
に本当に心配した。母に叱られ、立たされて
いた頃のこと。今から思えば立たされていたのは
妹だったのか、私だったのか。でも、泣き顔が
浮かぶ。と、同時にくったくのない笑顔も。
そんなおぼろげな思い出は、
今も心にアルバムにしまってある。

そんな姉妹ではあったが、いずれ向かう道はそれぞれで
別々の人生を歩むことになり・・・。
でも、そのつながりは消えない。
親と言う媒体のおかげで。

そんな妹も、還暦になる。
あの三歳のちびっこが、還暦~!?
時の流れに驚く。
早いのか、長いのか、わからないが、
小さい妹が還暦とは、自分の時以上に
感慨深い。
二十歳を迎えたときよりも、
その三倍の時間を生きてきたことを
しみじみと。
子らも自立し、孫にも恵まれ、
幸せならば、それでいい。

いくつになっても、妹は変わらず。
おねえちゃん、おねえちゃんと
呼んでくれる貴重な肉親だ。

それにしても、3歳の妹が還暦。

いつか、金さん銀さんのようになる日も
あるのだろうか?
姉妹というのは、いいものだ。
と、存在に感謝を込めて、ハッピーバースデーを
伝えたい。



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